【20180430】【政治経済】【高校生向け】 行政機構とは①(省ってなに?)
どうも。アミノさんです。
昔、公民の授業とはつまらないと思ったり、歴史の授業もよくわかりませんでした。
今思うと納得感のある理解をできていなかったからだと思います。
例えば、「幕府」って何するところ?というのを一言で言えなければ、おそらく「幕府」というものの理解はできていないのです。
歳をとって感じるのは、歴史を勉強する方法として、現在社会のシステムの理解⇒昔の時代も名前は違えど似たようなことをしていた…と理解するほうが理解しやすい人も多いのではないかと思っています。現在の社会システムの一つが行政機構です。
「公民」ないし「公共」の科目では「省庁」というのがでてきると思います。
これってなんでしょう?うまく説明できるでしょうか?これは、現代で生きる意味でも、就職先を考える意味でも、日本史を勉強する意味でも大事なことだと思います。
【1行まとめ】 シンゴジラにでてくる人たち=省庁の人=ルール作り
シンゴジラでは各省庁の人が活躍していました。
あの人たちは、国家公務員と呼ばれる人たちで、一言でいえば「法律を作ること」等が仕事です。いわゆる市役所の人などは地方公務員と呼ばれる人たちで、その法律がしっかり使われるようにする人のことです。
国 ⇔ 都道府県 ⇔ 区市町村 という3つの段階が大まかにあります。
財務省の職員、東京都庁の職員、江戸川区役所の職員といろいろな公務員がいます。
国全体のルールを作るスタッフ、東京都独自のローカルルール(条例)を作ったり国の法律を実際に担うスタッフ、ある市町村のいろいろな問題の解決や相談窓口になるスタッフといろいろいます。
まず、このぐらいを抑えたうえで、実は同じことというのが理解できると、歴史の用語を覚えるのもすごく楽になると思います。続きはまた別のページで。
【20180430】【化学】【難関大向け】 東大化学の元ネタ
どうもこんにちわ。アミノさんです。
本記事では、東大化学の出題から考えた時の元ネタという内容です。
本題に入る前に東大化学というのは昨今はベーシックな出題になっており、畢竟、正確な理解と計算力が求められているということになると思っています。その意味では今回の記事は少し前のトレンドについて考え方になります。京都大学や東京医科歯科大学には適用可能な部分もありますが、入試問題作問という観点での記事になります。
【1行まとめ】 東大化学の元ネタは国家公務員試験専門試験。
東京大学や京都大学といった大学では年度によっては、大学院試で出題されるような内容のうち高校化学でも解けるものを誘導つきで出題することがあります。ならば、大学院試を解けばいい?かとなりますが、大学院試は学科ごとにそれぞれ異なり、大学生が共通で学んでおくべき「化学」というものにはなっていません。
誰かがそれのスクリーニングをしてくれればいいですが大変です。しかし、実は国家公務員試験総合職試験専門試験と呼ばれるものは、選択式と記述式の問題で大学院試で出題されるベーシックな問題を簡単な形式(選択式等)でまとめてくれています。
この過去問を5年分ほどを整理して、高校生が解けるものに絞ると面白いように東大化学での傾向研究・的中に結びつきました。国家公務員試験の出題者が東京大の先生も入っていることが多いというのが背景にはあると思います。
一般的な予備校・塾では教材研究対象にはなりにくいですが、実はこういう視点もあります。
<具体的に的中にいたったものの一例(東京大)>
○2012年2番:ボルンハーバーサイクル、錯体の幾何異性体
○2011年1番:マリケンの電気陰性度、緩和法
○2010年1番:ミカエリス・メンテンの式
<具体的に的中にいたったものの一例(京都大)>
○2011年2番:気体の固体吸着 (2006年東京大学後期試験でも出題)